「フリーランスとして女性が働くには、どのような職種があるのだろう?」「女性のフリーランスが多い職種はなんだろう?」
女性がフリーランスとして将来独立を目指すとき、どのような職種がいいのか悩みどころです。この記事では、フリーランスの女性が多く活躍している職種を紹介します。また、女性がフリーランスとして独立するメリットや、女性がフリーランスとして活躍するために大切なことも解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
女性がフリーランスとして独立するメリット
女性がフリーランスとして独立する大きなメリットは、以下の2つです。
- 結婚や出産などのライフイベントに左右されにくく、その後のキャリアも形成しやすい
- 自分の体調に合わせて仕事をすることができる
結婚や出産などのライフイベントに左右されにくい
出産や妊娠などのライフイベントを迎えても、フリーランスであれば、自身で仕事を調節することができます。また、Web系の仕事であれば、妊娠中や子育て期間であっても、自宅から仕事をすることも可能です。会社勤めをしていないくても仕事を続けていることになるので、もし将来的にキャリアへ戻ろうと思っている場合には、その後のキャリアも形成しやすくなります。
体調に合わせて仕事できる
さらに、体調不良や生理など、自分の体調に応じて、働くペースを調節できるのも女性がフリーランスとして働く大きなメリットです。女性はどうしてもホルモンの影響を受けやすく、特に生理前や生理中に体調を崩したり、精神的に落ち込んだりしてしまいがちですよね。そんな時でも、フリーランスであれば、無理をせず休みながら仕事することができます。会社勤めのように決められた時間ではなく、自身の調子が良いときに仕事をすすめることができるのは、女性にとっては大きなメリットですよね。
女性でもフリーランスとして活躍しやすい職種・仕事
女性でもフリーランスとして活躍できる職種を紹介します。仕事内容はもちろん、その仕事に必要なスキルや、平均案件単価も紹介しますので、これからフリーランスを目指していきたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
Webデザイナー
Web業界でも特に女性が多く活躍しているのがWebデザイナーです。
Webデザイナーの仕事は、企業・個人などのWebサイトのデザインをすること。クライアントの要望をヒアリングし、構成やレイアウトを考えた上で、デザインしていきます。パソコンがあればリモートでできる案件が多いため、フリーランスとして働きやすい職種です。
Webデザイナーになるうえで必要なスキルは、大きく以下の2つです。
- Photoshop、Illustrator、AdobeXDなどのデザインツールスキル
- HTML、CSS、Javascriptなどのコーディングスキル
Webデザイナーの平均案件単価はこちら。
案件名 | 単価 |
バナー制作 | 5,000円〜 |
ロゴ制作 | 1万円〜 |
LPデザイン | 2万〜 |
サイトデザイン | 5万〜 |
コーディング込み | 10万〜 |
ディレクション業務などでは時給での案件もあり、時給の場合は相場2,000円〜3,000円が相場となります。
フリーランスWebデザイナーを目指すなら
Webデザインを勉強するならオンラインスクールが一般的です。さまざまな知識を必要とするWebデザインは、独学で身につけるには少しハードルが高い職種。スキルさえあれば、案件を獲得するのに企業での経験は必要ありません。オンラインスクールでスキルを身につけた後は、比較的フリーランスとして活動しやすい職種です。
Webライター・メディア編集者
Webデザインに引き続き、Webライター・メディア編集者の仕事も女性のフリーランサーが多く活躍している業種です。
Webライターの仕事は、Web記事の執筆です。執筆テーマは多種多様で、メディアによって異なります。リモートワークがメインなので、Webライターの多くはフリーランサーです。
Webライターから昇進し、メディア編集者という仕事もあります。主な仕事内容は、記事の編集やチェック、記事の企画やライターの管理などです。
Webライター・メディア編集者になるうえで必要なスキルは、大きく以下の2つです。
- ライティングスキル(SEO含む)
- 構成力
- 編集や校正校閲スキル
- マネジメントスキル
Webライターの報酬は文字単価として計算されることが多く、平均文字単価はこちら。
案件名 | 単価 |
Web記事ライティング | 1円〜5円 |
Web記事編集 | 3,000円〜/1記事 |
メディアディレクション | 1,500円〜/時間 |
フリーランスのWebライター・メディア編集者を目指すなら
Webライティングを勉強するには、まずは自身のブログを書いてみる、または副業としてランサーズやクラウドワークスといったアウトソーシングサイトから、安価のライティング案件を獲得しこなしていくというのが一般的です。
「未経験OK」と記載している案件も多く、比較的未経験からでもスタートしやすい業種になります。最初は1円未満の案件をこなし、実績をつけたら高単価の案件に応募したり、報酬の交渉をしたりしていくと良いでしょう。
しかし、高単価の案件になればなるほどSEOの知識やマーケティングに関しての知識が必要となります。そういったスキルは独学でも身につけられますが、オンラインスクールで体系的に効率良く学ぶことも可能です。
Webエンジニア
女性フリーランスの比率は少ないですが、高単価案件が多いのがWebエンジニアです。
Webエンジニアの仕事は、プログラミング技術を使用したWebサービスやアプリ開発などです。Webエンジニアも基本的にはリモートでできる案件が豊富なため、フリーランスとして働きやすい職種ですが、中には企業に常駐という案件もあります。
Webエンジニアになるうえで必要なスキルはこちら。
- HTML、CSS、Javascript、jQueryなどのコーディングスキル(フロントエンドエンジニア)
- PHP、Python、Java、Rubyなどのプログラミングスキル(バックエンドエンジニア)
- クラウド・サーバーの知識
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアとで必要なスキルは異なります。
Webエンジニアの平均案件単価は以下の通りです。
案件名 | 単価 |
HTML・CSSを使用したサイトコーディング | 2,000円〜/時間 |
PHP、Pythonを使用したプログラミング | 3,000円〜/時間 |
Webサービス開発 | 50万円〜 |
Webエンジニアでは、クライアント企業に赴いて働く常駐型のほうが案件単価は高くなる傾向にあります。
フリーランスのWebエンジニアを目指すなら
フリーランスのWebエンジニアを目指すなら、まずはプログラミングスクールに通うのがおすすめです。
プログラミングは独学でも学べますが、単価が高い分実績がないとフリーランスとしての案件取得が難しいのがエンジニア。スクールであれば、カリキュラム内にポートフォリオの作成やスキルシートの作成が含まれていたりするので、案件獲得の助けになるでしょう。
また、中にはフリーランスとしての案件獲得サポートもしているスクールがあるので、そういったスクールを選ぶと比較的フリーランスとして独立しやすくなります。
また、企業の常駐型案件を獲得すると、チームメンバーとして仕事をこなしていけるので、初心者でも安心です。
Webマーケター
Webマーケターの仕事は、主に以下の4つです。
- Webサイトの運営
- SEOやWeb広告を用いた集客施策の推進
- SNSの運用、管理
- データ解析
Webマーケターになるうえで必要なスキルは以下の通りですが、Webマーケターの仕事は幅広く、基本的なマーケティングの知識が必要となってきます。
- 広告運用スキル
- SEOスキル
- GAなどのツールを用いたデータ解析スキル
- 企画力、運営スキル
Webマーケターの案件単価は、マーケターの種類や、プロジェクトによって異なります。
案件名 | 単価 |
SEO集客や広告を使用した集客の企画・運営 | 2,000円〜/時間 |
Webサイトのコンバージョン改善 | 2,500円〜/時間 |
ECサイト/Webメディアの運営 | 3,000円〜/時間 |
Webマーケティングの場合、時給での報酬設定が多い傾向にあります。
フリーランスのWebマーケターを目指すなら
Webマーケターは、独学で学ぶには少し難易度が高い業種です。
特に広告運営などはスクールで学ぶ、もしくは広告代理店に勤めるなどをしてからフリーランスとして独立するのが一般的となります。
SEO集客やSNS運営に関しては、企業案件の経験がなくても獲得しやすく、比較的に未経験からでも始めやすいといえるでしょう。
動画クリエイター
YouTubeが大きく市場を伸ばしている中で、需要が高まっている職種が動画クリエイターです。
動画クリエイターの一般的な仕事内容は、主に動画の構成作成と編集です。素材はクライアント側で撮影し、準備されていることが多く、その撮影データをWeb上に公開するために編集するのが主な仕事です。広告などに使われる動画の制作であれば、脚本や絵コンテから担当することもあります。
動画編集者になるうえで必要なスキルは、以下の通りです。
- 動画編集スキル
- モーショングラフィックスやCGなどのスキル
- 動画の企画力
動画クリエイターの平均案件単価は以下の通りです。
案件名 | 単価 |
YouTubeの動画編集(10分) | 5,000円〜 |
アニメーション制作 | 1万円〜 |
広告用動画制作(動画素材(複数)・静止画素材(複数)・テロップ内容・ナレーション込み) | 50,000円〜 |
フリーランスの動画クリエイターを目指すなら
動画編集のスキルを身につけるにはスクールに通うのが一般的です。映像編集技術から、CGなどの技術、撮影技術まで幅広く学ぶことができます。動画クリエイターになるためには、資格などは必要ありませんが、広告や映画といった高単価案件を獲得するにはスクールで専門的に学ぶことをおすすめします。
女性がフリーランスとして働いていくために大切なこと
女性がフリーランスとして働いていくためには、以下の3つを大切にしましょう。
- 人との繋がり
- スケジュール管理
- ライフプラン
人との繋がり
フリーランスとして活動する中で、人との繋がりはとても大切です。
フリーランスが案件を獲得する際に、人とのつながりの中から仕事を紹介してもらうなどの機会が増えていきます。継続して仕事を依頼してもらうためにも、他の人との信頼関係を築いていくことが大切です。
また、フリーランスは一人で働くことも多いため、同僚や上司に相談するといったことができません。困ったときや悩んだときには、フリーランス同士の繋がりがあると、相談に乗ってくれたり、問題解決の手助けとなったりするでしょう。
スクジュール管理
フリーランスは、自分で働く時間や量を決められることが強みです。
しかし、それは無理もできてしまうということでもあります。フリーランスになりたてのことは特に、仕事をたくさん取って無理をしてしまうことも。しかし、無理に働いて健康を損ねてしまっては、自分だけでく仕事相手にも迷惑がかかります。自分のためにも他人のためにも、無理のないようスケジュール管理が大切です。
ライフプラン
何のために、何を目標にしてフリーランスとして働いていくのか。
結婚や出産などのライフイベントによって仕事が中断する場合は、どうするのか。
女性がフリーランスとして働き続けるためには、ライフプランを立てておくことが大切です。
短期目標・長期目標を設定し、時には目標を調整しながら仕事を進めていくことで、フリーランスとしてのモチベーションを保つことができます。
フリーランスの女性が活躍している仕事はたくさんある
フリーランスの女性が活躍する職種を紹介してきました。
ひとえにフリーランスと言っても、この記事では紹介しきれないほど、さまざまな職種があります。
大切なのは、自分が目指したい職種でフリーランスになるにはどんな道のりがあるのか、その後の案件単価はいくらなのかなどを把握しておくことです。そうすることによりフリーランスとして安定した収入を得るまでどのくらいの期間が必要なのかが見えてきます。
この記事で紹介した職種はあくまで一部ですが、ぜひあなたに合った職種選びの参考にしてみてくださいね。